基礎的な料金&在庫設定によって業績アップにつなげるには

更新: 1 年 前
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この記事では、Booking.comでのパフォーマンス向上と収益アップにつながる、料金と在庫を設定する際のポイントをご紹介します。

現在の在庫状況を確認

Booking.comの世界中のユーザーには、直前に予約するユーザーもいれば、早めに予約するユーザーもいます。そのため、魅力的な料金で十分な在庫を提供することが、様々なユーザーの目に留まって予約してもらううえで鍵となります。

Booking.comでは、ハイシーズン中の在庫を設定しておくことで、世界中のユーザーにアピールすることができます。国内旅行者に比べると、海外からの旅行者は使う金額が18%多く、滞在期間も40%長く、予約のタイミングは2倍も早いことが分かっています。

旅行者の予約傾向に応じて在庫を調整

Booking.comでは、16ヶ月先までの予約が可能になっており、実際それほど前もって予約するゲストはいます。最近イギリスで行われた調査によると、旅行者の44%は旅行の3~6ヶ月前、17%は7~12ヶ月前から計画することが明らかになっています。

そのため、そこまで先の料金設定を決めていない場合でも、現時点で妥当だと思われる料金を設定した上で在庫を設定しておくことをおすすめします。そうすることで、ユーザーの検索結果に貴施設が表示されるようになります。料金設定は、後からでも調整できます。

在庫はなるべく多く設定

在庫は多ければ多いほど、特定の日程で宿を検索しているユーザーの検索結果に表示されやすくなります。そして検索結果での露出が強化されると、閲覧者を予約者へと転換できる可能性も高まります。そのため、弊社プラットフォームを最大限に活用するためには、重要な日付を必ず念頭に置いておき、在庫をなるべく多く設定することが重要になります。

Booking.comで何らかの理由で特定の日付を売り止めにした場合、在庫がないことになるため、検索結果に表示される回数が減る場合があります。こうした場合、売り止めを解除した際でも、在庫を継続的に提供して予約転換率を改善させてきた競合施設に比べると閲覧者数が少なくなる可能性があります。あまり厳しい制限は設定せず、在庫を継続的に提供することによって、年間を通してすべての販売チャネル上で良いパフォーマンスが見込めます。

需要が高い日付は管理画面の「販促アドバイス」から確認できます。また、予約者の傾向などについては、「アナリティクス」タブにある「予約者データ」または「キャンセルの傾向」から確認できます。

様々な料金タイプを設定して幅広いゲスト層にアピール

ユーザーはそれぞれ異なるニーズを抱えているため、様々な料金タイプを提供することによって、幅広い顧客層にアピールすることができます。例えば、家族連れであれば朝食付きのプランを希望することが多いかもしれませんが、単身の出張利用の場合はお部屋だけあれば十分というユーザーも多いでしょう。

「朝食付き」や「返金不可」など、新しい料金プランの追加はBooking.comの管理画面から簡単に行えます。すでに設定されている各客室タイプの通常料金をもとに、割引または割増を設定します。提供する客室数を変更する必要もありません。

料金設定のポイント:
管理画面の「アナリティクス」タブには、貴施設をマーケットと比較するためのツールが揃っています。現在のパフォーマンスを分析したり、前年度の売上と比較したり、ゲストがチェックイン日のどれだけ前にどのような料金で予約しているかなどを確認することができます。

「アナリティクス」タブを見る

必要に応じてセールを設定

短期間でパフォーマンスをぐっと上げたい場合は、露出強化と稼働率アップが見込めるセールを設定するのが効果的です。ただし、セールに頼りすぎるのではなく、セールを設定するのは必要なときに留めることをおすすめします。こうすることで、需要が高い日程に料金を低く設定しすぎることを防げます。

また、セールは需要が少ないシーズンに予約を獲得する上では効果的ですが、ハイシーズンでも稼働率が伸びない場合は全体的な料金戦略を見直してみることをおすすめします。

「直前割引」のような特定のセールでは、ユーザーの目に留まりやすいよう、ウェブサイト上に特別なラベルが表示されます。また、お得な料金を利用して長期滞在を促すこともできます。長期滞在を提供すると、タオルやリネンの交換などにかかる運用コストを抑えながらも収益アップを実現できます。

管理画面の「プロモーション」タブで貴施設の料金戦略に合ったセールを設定して、露出強化と稼働率アップを実現しましょう!

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