【バケーションレンタルタイプの宿泊施設様対象】貴施設を守るためのセキュリティ機器について
弊社では貴施設を利用されるゲストの安全とセキュリティの確保を真剣に考えています。そこで、貴施設でのセキュリティ機器の導入において参考にしていただけるよう、本記事をまとめました。機器の導入においては、貴施設の所在地で適用されるプライバシー関連の各種法令および規制を遵守していただきますようお願いいたします。貴施設で導入されているセキュリティ関連の機器や対策についてゲストに積極的に発信し、セキュリティ関連の質問を受けた場合は回答できるようにしておきましょう。また、機器に加え、安全に関する手順の見直しもぜひ行いましょう。
本記事の内容
セキュリティ機器の選択にあたって
ゲストはセキュリティを何よりも重視しており、セキュリティ機器を導入した宿泊施設は魅力的に映るでしょう。一方で、セキュリティ機器に投資する前にそのメリットとデメリットを検討しなければなりません。
セキュリティシステムを選択する前に、次のポイントを確認しましょう。
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セキュリティ機器が発動した後は何が起こりますか?警察や民間警備会社に通知が行きますか?
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警報装置が鳴った場合、貴施設にはどのように通知されますか?
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ご自身の不在時に警報装置が鳴った場合、どうなりますか?
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そのセキュリティ機器にライブ録画や監視機能は付いていますか?
一般的に使用されるセキュリティ機器については、以下をご覧ください。
警報装置
警報装置があることで、ゲストは安心感を感じることができます。警報装置があれば、何者かが侵入したとしても、ご自身とゲストに即時に警報が流れます。
さらに、多くのセキュリティシステムには人感センサーが付属しており、通常これらはドアや窓付近に設置されます。また、ご希望の場所に配置できる追加のセンサーが付属しているものもあります。特に高度なセキュリティシステムにおいては、モーションセンサーが検知する範囲および感度を調整できます。
一方で、ハイテクなセキュリティシステムは複雑な面もあります。最新式のシステムを導入することでゲストへのアピールにつながることもありますが、同時に混乱を招いたり、誤って警報が発動される可能性もあります。
システムに投資する前に、費用がどれほどかかり、どのように動作するかを必ず確認しましょう。導入する場合は一連の詳細な案内を作成し、システムのメリットや仕組み、および使用方法をゲストが理解できるようにしましょう。
宿泊施設に警報装置を設置している場合は、以下の手順に従って設置を知らせる設定を行ってください。
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管理画面にログインし、「宿泊施設」タブをクリックします。
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「設備・サービス」をクリックします。
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「セキュリティ」欄の警報装置の項目で「はい」を選択します。
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下にスクロールして「保存」をクリックします。
監視カメラ / 防犯カメラ
監視カメラを設置する場合は、ゲストから尋ねられる可能性のある質問に回答できるよう準備しておきましょう。館内や館外にどんな監視カメラが設置されているのか、明確に情報を提供してください。貴施設でどのようなセキュリティ機器を設置しているかについて、予約完了後のゲストへの正式な連絡の中で、または弊社プラットフォーム上の貴施設の施設説明文において常に明確に示す必要があります。このような情報提供がない場合、弊社プラットフォームでの掲載が停止される恐れがあります。
宿泊施設のオーナー様に人気な機器の一つがビデオドアベルです。通常玄関ドアに設置されており、呼び鈴、監視カメラ、およびインターホンの役割を果たします。誰かがドアに近づいたり、呼び鈴を鳴らした際には、端末からお手持ちのスマートフォンに通知が送信され、そのままビデオを確認したり、応答もできます。
また、ゲストとのコミュニケーションにも利用できます。たとえば、ゲストへのお迎えの挨拶やチェックイン手続きの実施に使うことができます。ただし、このやり取りの手段では昼夜を問わずゲストから連絡が来る可能性がある点にご留意ください。
ビデオカメラの設置は、ゲストにハウスルールを守ってもらうのに役立つ場合があります。例えば、申告されていない宿泊者の滞在や喫煙、ペットの持ち込みなどを禁止している場合、玄関にカメラがあればルール違反を抑止できる可能性もあります。
監視カメラの設置にあたっては、次の点に注意してください。
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カメラを設置する前に、監視行為に適用される弊社の要件と規制をご確認ください。
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バスルームやベッドルームなど、プライバシーが求められる場所にカメラを設置することは、ほとんどの国で違法となっており、弊社のポリシーにも違反します。
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カメラは、セキュリティの理由のために建物の外に向いている場合に限り設置できます。
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ビデオドアベルの使い方が分からないゲストがいらっしゃる場合もあるため、使用方法をきちんと説明するようにしてください。
監視カメラ / 防犯カメラを設置している場合は、以下の手順に従って設置を知らせる設定を行ってください。
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管理画面にログインし、「宿泊施設」タブをクリックします。
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「設備・サービス」をクリックします。
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「セキュリティ」欄の監視カメラ / 防犯カメラの項目で「はい」を選択します。
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下にスクロールして「保存」をクリックします。
モーションセンサー&音声センサー
モーションセンサーはカメラと比べると比較的プライバシーに対する懸念点は少ないですが、プライバシーが求められる場所に設置すべきではありません。屋外に設置して、誰かが施設に近づいたときにゲストに知らせたり、特定のエリアに立ち入らないよう喚起するためのセキュリティ機能として利用できます。画像キャプチャ機能やビデオ録画機能のないモーションセンサーの場合、セキュリティの確保を理由として、ゲストが独占して使用できるエリアに設置できますが、チェックイン前までにそのことをゲストに知らせる必要があります。このような連絡は、予約完了後のゲストへの正式な連絡の中で、または弊社プラットフォーム上の貴施設の施設説明文内において行うことができます。
貴施設のハウスルールでガレージや倉庫などのエリアを立ち入り禁止としている場合、モーションセンサーがルール違反防止に役立ちます。
同様に、対象エリア内の音の大きさを測定することに特化した機器もあります。音声センサーの最もわかりやすい使い方としては、パーティーや騒音に関するルールを守ってもらうようにすることです。なお、騒音の検知だけでなく、騒音が検知された際に写真やビデオを撮影する機能が組み合わさっている機器の場合、監視カメラとして分類されるのでご注意ください。これに関するガイドラインについては、監視カメラ / 防犯カメラに関する上記のセクションをご覧ください。
モーションセンサー&音声センサーを設置している場合は、以下の手順に従って設置を知らせる設定を行ってください。
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管理画面にログインし、「宿泊施設」タブをクリックします。
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「設備・サービス」をクリックします。
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「セキュリティ」欄の警報装置の項目で「はい」を選択します。
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下にスクロールして「保存」をクリックします。
ロッカー・金庫
ゲストが貴重品を安全に保管できる場所を設けることは、必須ではないものの、ゲストの安心につながります。物理的な鍵のないデジタル式またはLEDタイプのロッカーは、壁や家具に取り付けられたロッカーよりも安全です。
ロッカー・金庫を設置している場合は、以下の手順に従って設置を知らせる設定を行ってください。
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管理画面にログインし、「宿泊施設」タブをクリックします。
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「設備・サービス」をクリックします。
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「セキュリティ」および「フロントサービス」欄の「セーフティボックス」と「ロッカー」の項目で「はい」を選択します。
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下にスクロールして「保存」をクリックします。
スマートロック
物理的な鍵ではなくスマートロックの導入に投資することで、ゲストが鍵を紛失したり、うっかり中に入れなくなってしまうような事態を避けることができます。スマートロックを使用すると物理的な鍵が不要になるだけなく、いくつかのメリットもあります。
スマートロックの購入を検討されている場合は、以下の追加機能について販売店に確認されることをお勧めいたします。
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予約ごとのコードの発行:そのロックでは、予約ごとにカスタマイズされた固有の電子コードを作成できますか?そうすることで、貴施設とゲスト双方にとって安全性がより高くなります。
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スマートフォンとの連携機能:貴施設側でアプリを使用して遠隔でドアのロックを解除できるとともに、ゲスト側でも自分のスマートフォンを使用して(Bluetooth、Z-Wave、またはWiFiを使って)出入りすることができますか?
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アプリのアナリティクス機能:一部のスマートロックは連携されたアプリを提供しており、ゲストが出入りする際やゲストが誤ってドアを開けたままにしている場合など、詳しい情報を確認できます。これにより、より安心感を得ることができます。
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コネクティビティ機能:スマートロックで使用されるシステムまたはプロセスは、ゲストがスマートフォンを持っていない場合や停電になった時でも利用可能ですか?
スマートロックを設置している場合は、以下の手順に従って設置を知らせる設定を行ってください。
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管理画面にログインし、「宿泊施設」タブをクリックします。
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「設備・サービス」をクリックします。
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「セルフチェックイン」欄のスマートロックに関する項目で「はい」を選択します。
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下にスクロールして「保存」をクリックします。
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