サステナビリティへの取り組みに関する検証プロセスについて
よりサステナブルな宿を目指した取り組みを実施していただき、ありがとうございます。皆様のひとつひとつのアクションが、この地球やそこに住む人々、野生生物とその生息地が栄える手助けとなっています。皆様の取り組みへの努力を讃えると共に、ユーザーが様々な情報を活用して次の滞在先を決定できるよう、弊社では貴施設ページにサステナビリティへの取り組みに関する情報を掲載しております。
本記事の内容
目次
検証プロセスについて
弊社は、ユーザーに提供するサステナビリティ関連の情報が正確かつ最新であることに併せ、グリーンウォッシングの告発を避けるために貴施設へのサポートを行うことが重要であると考えております。そこで、「サステナブル・トラベル」プログラムの検証プロセスを開発いたしました。
検証プロセスは以下の3つのステップで構成されています:
- 貴施設ではどのようなサステナビリティへの取り組みが実施されているのか、弊社より貴施設にご確認します。
- 弊社から貴施設に滞在されたゲストに向けてこれらの取り組みに関するアンケートを送信し、滞在中に当該の取り組みが確認できたかなどを質問します。
- また、弊社は信頼できる第三者の監査法人に対し、ゲストからは見えにくいであろう取り組みに関する証拠のメール提出を貴施設にお願いするよう依頼します。この証拠には写真、報告書、その他の資料などが含まれます。第三者機関は特定の基準に従って貴施設が取り組みを実施しているかを検討し、弊社に通知します。
このプロセスの完了後、取り組みを実施しているという貴施設の回答が1つでも不正確である可能性が高いと指摘された場合、弊社は貴施設にお知らせすると同時に、当該の情報を見直すようお願いします。貴施設が見直しを行っている間、弊社は管理画面上の当該の取り組みに関する情報を、未実施として修正いたします。これは、ユーザーに表示している情報が可能な限り正確かつ最新であることを確かにするための予防措置です。
サステナブルな取り組みに関して弊社がゲストに確認する内容について
弊社ではゲストに対し、滞在後のクチコミの投稿を毎回お願いしています。このクチコミのプロセスで、以下に挙げたサステナビリティへの取り組みの中で貴施設が実施しているとご報告いただいた項目について、ゲストに質問します。
- 地元の生態系や遺産、文化、および訪問者のマナーに関する情報をゲストに提供している
- 飲料水や炭酸飲料を使い捨てのペットボトルで提供していない
- 給水ステーションを設置し、使い捨てのペットボトル入り飲料水の代わりに給水ステーションを利用するようゲストに促している
- アメニティを使い捨てプラスチック製品で提供する代わりに大きいディスペンサーで提供している
- 使い捨ての食器の代わりに再利用可能なものを提供している
- 現地のガイドやビジネスが運営するツアーやアクティビティをゲストに提供している
- 客室に省エネスイッチが設置されている(カードキーによる電気の制御など)
- 水を効率的に利用したトイレのみを設置している(節水型トイレ、洗浄ボタンが2種類ついたデュアルフラッシュトイレなど)
- 庭園 / 屋上庭園など、緑のあるスペースがある
- 野生動物または飼育されていない動物を敷地内で展示 / 触れ合わせたり、加工等の為に捕獲したり、消費、販売していない
- 地元のアーティストが作品を展示するための場所を提供している
- 清掃サービスを断る選択肢をゲストに提供している(ベッドリネンの使用数削減のためなど)
- ゲストにタオルの再利用プログラムを提供している
- 使い捨てコップの代わりに再利用可能なものを提供している
- 各所(客室、共用エリア、キッチンなど)に4種類(ガラス、紙、プラスチック、有機廃棄物)以上のゴミに対応したリサイクル用ゴミ箱を提供している
- プラスチック製の使い捨てストローやマドラーを提供していない
- ベジタリアン&ビーガンメニューを提供している
ゲストからのフィードバックで貴施設でのサステナビリティへの取り組みが見られなかったという回答が大多数を占めた場合、弊社は管理画面上で当該の取り組みに関する情報を未実施として修正いたします。
宿泊施設でのサステナブルな取り組みに関して弊社が第三者機関に確認を依頼する内容について
弊社は、ゲストからは見えにくいサステナビリティへの取り組みを検証できるよう、信頼できる第三者の監査法人であるSGSとパートナー提携を結んでいます。
貴施設が以下のサステナビリティへの取り組みのいずれかを実施していると回答された場合、当該の取り組みに関する証拠の提出を求めるメールがSGSより届きます。SGSは、貴施設にて必要となるものを理解できるよう、基準を提示します。
弊社がSGSに検証を依頼するサステナビリティへの取り組みは以下の通りです。
- 客室および共用スペースの照明の80%以上にLED電球を使用している
- すべての窓が二重ガラスである
- 使用する電気は100%再生可能エネルギーである
- 教育や廃棄物の防止、削減、リサイクル、処分を含む、食品廃棄に関するポリシーを定めている
- 提供している食材の80%以上が宿泊施設からXXkm圏内で生産されている、かつオーガニックである
- 水を効率的に利用したシャワーのみを設置している(スマートシャワー、節水シャワーヘッドなど)
- 認可されたカーボンオフセットを購入することにより、年間の総炭素排出量の10%以上を補っている
- 売上の一部を、地域や地元のサステナビリティ関連のプロジェクトに投資している
必要に応じて、詳細な情報を提出するよう求めるリマインダーメールが明確な期限付きでSGSから届きます。
サステナビリティへの取り組みの基準を満たす証拠を期限内にご提出いただけなかった場合、SGSより弊社へ通知が来ます。そして、弊社は管理画面上で当該の取り組みに関する情報を未実施として修正いたします。
サステナビリティへの取り組みに関する誤った情報を提供した場合
管理画面のサステナビリティへの取り組みに関する貴施設の情報を修正することが必要となった場合、結果として以下のことが考えられます。
- 貴施設の「サステナブル・トラベル」プログラムにおけるレベルが1つ下がる可能性があります
- 貴施設のサステナビリティに関する情報がユーザーに表示されなくなる可能性があります
- 現在、貴施設ページ上に表示されている「サステナブル・トラベル」のラベルを失う可能性があります
「サステナブル・トラベル」のレベルが下がったりラベルが失われる場合は、その旨をメールでお知らせいたします。
ゲストやSGSからのフィードバックの内容確認
ゲストまたはSGSからのフィードバックの見直しが完了するまで、管理画面で当該の取り組みに関する情報を変更していただくことはできません。これらのフィードバックに対し、貴施設は同意することも異議を申し立てることもできます。
フィードバックに同意される場合、以前ご報告いただいた情報が不正確であることを認めたものとみなされます。当該のサステナビリティへの取り組みは引き続き未実施として管理画面に表示され、「サステナブル・トラベル」のレベルまたはラベルに影響があった場合、そちらもそのまま維持されます。
その後、貴施設が改善を図り、1つ以上の新たなサステナビリティへの取り組みを適正に実施していると断定できる場合、管理画面で情報を再度変更し、変更内容を説明することが可能となります。
フィードバックに異議を申し立てられた場合、弊社はその理由についてお尋ねいたします。合理的な理由であると弊社が判断した場合、その後管理画面で当該の取り組みに関する情報を更新し、実施済みとして表示されるようにいたします。フィードバックの結果として「サステナブル・トラベル」レベルが下がっていた場合やラベルが失われていた場合、こちらも元に戻します。
貴施設が外部の第三者機関の認証パートナーと提携している場合、弊社がサステナビリティへの取り組みに対する検証を改めてお願いすることはなく、これらの取り組みについてのアンケートをゲストに送信することもありません。
弊社の一般取引条件(GDT)により、弊社が宿泊施設ページに掲載する貴施設の内容に関して、貴施設は正確な情報を提供することが義務付けられています。これには、貴施設のサステナビリティへの取り組みに関する情報も含まれます。
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