
弊社が32の国・地域で2万4,000名以上を対象に実施した調査によると、世界の旅行者の55%が、次は「原始的」なスタイルの旅行に注目していることがわかりました。そこで、このような旅行者が望む体験を提供していただける簡単な方法をいくつかご紹介します。
(ある程度)基本に立ち返るような体験を提供する
44%の旅行者は、基本に立ち返り、最低必需品のみの生活を体験したいと考えています。これはとりわけ、ベビーブーム世代(27%)やX世代(39%)と比較して、ミレニアル世代(51%)やZ世代(50%)を含むより若い世代に関して当てはまります。
宿泊施設様としては、滞在中の食材の調達や自炊に関するガイダンスを提供することなど、より自足できる機会をゲストに提供することで、シンプルな生活への欲求に応えることができます。
ただし、大きな例外として53%が電話とインターネットの回線があることを絶対に譲れない条件と考えているため、高速で安定したWiFiは依然として不可欠です。
地元の専門団体と提携する
これらの旅行者の58%は、「原始的」な旅行に伴って以下のような新しいスキルを学びたいと考えています。
- きれいな水を調達する方法(53%)
- 一から火をおこす方法(42%)
- 荒野で食料を手に入れる方法(39%)
さらに39%は、世界の終焉を生き抜くのに役立つ可能性のあるスキルを学びたいと考えています。
貴施設が直接提供できない場合でも、これらの体験を提供できる地域の専門団体を見つけることで、相互にメリットがあるパートナーシップにつながる可能性があります。
現地の住人ならではの情報を共有する
近隣のハイキングコースから夕日を見るのに最適なスポットまで、ゲストが貴施設での滞在中に楽しめる自然ベースの機会をおすすめすることで、シンプルな体験を求めている旅行者のニーズに応えることができるかもしれません。
一方で、旅行者の48%は「原始的な旅」をするなら比較的贅沢な宿での滞在を条件としているため、より贅沢な体験のアイデアをお勧めすることも検討する価値があります。
貴施設のサステナビリティへの取り組みを宣伝する
多くの旅行者の場合、原始的な旅行への願望は、自然に戻りたいという思いや本場のサステナブルな体験をしたいという欲求から来ています。これらの旅行者にアピールするために、弊社の「サステナブル・トラベル」プログラムを通して弊社プラットフォーム上で貴施設のサステナビリティへの取り組みを表示することができます。
サステナビリティへの取り組みを行われていない場合、弊社の「サステナブル・トラベル」ハンドブックをご覧いただくと、環境への負荷を軽減し始めるために取れる行動について知ることができます。
- 55%の旅行者(特により若い世代)が、2023年は「原始的」な休暇を求めています
- 原始的な旅行をする場合、58%の旅行者はきれいな水を調達することや一から火をおこすことなど、新しいスキルを学びたいと考えています
- 貴施設のサステナビリティへの取り組みを表示することで、自然に立ち返ることを求めているゲストへのアピールに役立つ可能性があります
- 現地の住人ならではの情報を共有することで、ゲストが切望する基本に立ち返るような体験のヒントとなるでしょう