
好意的なクチコミはビジネスにとって非常に貴重であることが分かっています。宿泊施設を探している旅行者にとって、クチコミは何にも左右されない情報源であり、以前宿泊したゲストの実体験を知ったり、貴施設の最も優れた特徴を宣伝する役割を果たします。さらに、弊社の調査*では、閲覧者を予約者に変えるうえでクチコミが重要な決定要素となることが分かっています。しかし、どうすればゲストにクチコミを残してもらえるのでしょうか?
1. 個別に絆を築く
ゲストとおしゃべりする時間を作り、距離感を縮めましょう。対面でチェックインをおこなったり、ゲストへの質問にとても親身なって迅速に対応したりなど、積極的に取り組んでいるオーナーはゲストから好意的なクチコミをもらうことがよくあります。
2. 既存のクチコミに返信する
ゲストへの返信も重視されています。弊社による2023年の旅行トレンド予想調査では、回答者の3分の1以上(35%)が、クチコミに対する宿泊施設からの返信を見ると答えています。
貴施設が宿泊者からのクチコミにどう対応しているのか旅行者が知ることができれば、貴施設が自分にぴったりの宿だと旅行者を安心させることができるだけでなく、貴施設がゲストからのフィードバックに強い関心を持って持っていることを知ることで、自分もクチコミを残そうという動機をさらに与えることができます。
3. 卓越した滞在を提供する
人がクチコミを残さなければと思うときとは、自分が極度な体験(本当に素晴らしい体験か、本当に嫌な体験)をしたときです。貴施設が継続的にゲストに素晴らしい体験を提供できるよう、滞在を特別なものにするためにオーナーができることについて旅行者がどのように考えているのかをこちらの記事にまとめています。
4. 「ウェルカムパック」でお願いする
ウェルカムパックは、クチコミの投稿をお願いするフレンドリーなメッセージをしたためるのに最適です。ゲストからのフィードバックをどれほど大切しているのかを説明し、ゲストとの絆を築くもうひとつの好機としてこれを活用しましょう。
現在ウェルカムパックを提供していない場合は、ぜひ検討しましょう。それほど多岐にわたる内容を網羅する必要はなく、ハウスルールを説明し、地元のレストランやアクティビティに関するヒントがいくつか記載された簡単な冊子で十分です。そういった知識を共有することも、クチコミの評価を上げることにつながる可能性があります。
5. チェックアウト後に個別にメッセージを送る
ゲストからクチコミをもらう可能性を最大限に高めるには、チェックアウト時にゲストを直接見送るか、最終チェックアウト時間の1時間ほど後にメッセージを送信して、家路までの安全を願うのに併せて、フィードバックをお願いすることです。また、クチコミの投稿にかかる手間をできるだけ省くために、貴施設のリスティングへのリンクを含めるとさらに良いでしょう。
Booking.comのパートナー施設様の場合は、これを簡単に実現できます。弊社ではチェックアウトから約48時間後にゲストにクチコミ投稿をお願いする案内メールを送信していますが、貴施設より管理画面にあるメッセージツールを使って個別のお礼のメッセージを送り、クチコミの投稿を検討していただけないか直接ゲストにお願いすることも可能です。
既存のクチコミを活用できます
クチコミはたいへん貴重で、苦労して獲得したものであるため、弊社では、他の旅行サイトに投稿された過去のクチコミを簡単に活用していただけるようにしました。これらのクチコミスコアは数値が変換されたうえで貴施設ページに表示されるため、貴施設にとって成功の土台が整った状態となり、Booking.comでの初めてのゲストをより早く取り込むことができます。これらのスコアは、Booking.comで新しいクチコミを獲得して掲載されるまでは、貴施設のリスティングの一部として表示され続けます。
*調査はBooking.comによって、過去12ヶ月の間にレジャー目的の旅行に出かけており、かつ2023年にレジャー目的の旅行に出かける予定のある成人を対象に独自に行われたものです。調査は世界33の市場で合計4万2,513名を対象に行われました。調査は、オンラインアンケートで2023年の1月~2月に集計されたものです。
- 料金やロケーションとは別に、他の旅行者からのクチコミは、宿泊先を選ぶ際に特に重視される情報です。
- Booking.comに投稿される好意的なクチコミでは、対応の早さが重要なトピックになっています。ゲストからのフィードバックにオーナーが大きな関心を寄せていることが分かれば、ゲストは非常に好感を持ちます。
- ゲストからクチコミをもらうチャンスを最大限に高めるには、フィードバックをお願いするのに最適なタイミングを見出すことが重要です。貴施設での体験がまだ頭に浮かんでいて、思い出せる間にお願いしましょう。