Click. 2022

Click. 2022から得られた学びのまとめ

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2021年は完全オンラインでの開催となった毎年恒例のパートナーサミットが、今年は再び対面で開催されました。この記事では、本イベントで得られた主要な学びをご紹介します。

3月と4月に開催されたClick. 2022にはBooking.comの幹部陣が集まり、弊社が向かっている方向やそれに向けたステップについて発表しました。 

アメリカ市場でのプレゼンスを強化するという意志を改めて示すべく、オランダのアムステルダムでイベントが開催されたわずか数日後に、ナッシュビルで同イベントのアメリカ初となる開催が実現しました。イベントには世界中の数千もの宿泊施設、移動サービス、テクノロジー、旅行体験のパートナー様が一堂に会し、Booking.comの幹部陣と顔を合わせ、弊社が2022年やそれ以降においてどのように復興への道のりを形作っていくかに関する洞察を得られる機会となりました。 

パートナー様に向けた新たなビジョンを発表

本質的な成長につながるプロダクトやサービスのご提供により価値を生み出すことは、これまでも常に弊社のパートナー様へのお約束において核となるものでした。本イベントでは、弊社がパートナー様に選ばれる戦略的パートナーとなれるよう、このお約束をさらに強固なものにするための計画を共有いたしました。 

昨年実施された世界規模の大々的な調査から得られた結果をもとに、コマーシャル・オペレーション部門シニア・バイスプレジデントであるJames Watersが弊社の方向性の転換について発表しました。この改革により、パートナー様へのサポートをさらに強化するため、弊社の人材やツール、データへの大幅な投資が行われることとなります。パートナー様へのこの新たなアプローチは、長期的かつ持続可能な価値をご提供することを目的とし、復興期やそれ以降において相互にとって有益となるような未来を共に作っていくことに焦点を当てています。 

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「コネクテッド・トリップ」の実現

Booking HoldingsのCEOであるGlenn Fogelは、業界の大部分が依然として世界的なパンデミックの影響を感じている中で、総合的な旅行体験における旅行者とパートナー様双方の摩擦をさらに取り除くことの重要性について語りました。Fogelは宿泊施設以外の事業を拡大するというBooking.comの計画を詳しく説明し、旅行の計画から予約、滞在に至るまでのカスタマージャーニーのすべての段階において旅を支える究極的な存在になるという、弊社のビジョンの次のフェーズについて共有しました。

別のセッションでは、トリップ部門シニア・バイスプレジデント兼レンタカー部門バイスプレジデントを務めるMatthias Schmidが、過去1年間において弊社プラットフォームで見られたフライト、観光スポット・アクティビティ、移動サービス部門の大幅な成長についてご説明しました。このセッションでは、弊社でフライトを予約するユーザーの25%以上はBooking.comの新規顧客であることが明かされ、異なる旅行サービス同士のクロスセルの機会が非常に大きいことがわかりました。

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2022年はアプリへの需要にさらに注目

Booking.comはEコマース市場の急速な変化に注目しており、近年は消費者の嗜好がウェブサイトからモバイルへ、モバイルからアプリへと変化していることがわかっています。当サイトのアプリの月間アクティブユーザー数は1億人を超え、アプリ経由の予約数は過去6年間にわたって前年比25%の増加を見せていることから、最高マーケティング責任者のArjan Dijkは、2022年はアプリが要注目であると語りました。さらにDijkは、Booking.comはこの需要に応えるためにアプリ最優先のアプローチを採用していると説明し、世界中のすべてのスマートフォンにインストールされている数少ない旅行アプリの1つにするという野望を明かしました。 

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フィンテックの進化

2021年に設立されたBooking.comのフィンテック事業部門のシニア・バイスプレジデントであるDaniel Marovitzは、今年のさらなる事業拡大の計画について共有しました。Booking.comペイメントの拡大に伴い、弊社ではパートナー様へのお支払い方法の選択肢をさらに幅広く増やしていく予定です。これにより、ユーザーにとっても支払いのタイミングや支払い方法などに関する柔軟性が高まり、弊社プラットフォームへのシームレスなアクセスを可能にするための道が世界規模で開かれます。 

Marovitzは本セッション中、Booking.comのフィンテックへの投資がパートナー様にもたらす価値や機会について強調しました。その一例として、これらのテクノロジーにパートナー様自身が投資する煩雑さを取り除きつつ、新たなユーザー層の獲得を可能にするということが挙げられます。 

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新たな旅行者像に関する知見の共有

複数のセッションにわたって共通のテーマとなったのは、最近の調査によって明らかにされた消費者の行動の変化による新たな旅行者像でした。プロダクト部門シニアディレクターのSerdar Akinは、パンデミックが始まって以来、旅行の日にちや目的地、希望条件に関する旅行者の柔軟性が大幅に増していると指摘し、多くの旅行者が旅行する時期や旅先、宿泊施設タイプなどに以前ほどこだわらなくなっていると言及しました。

また、本イベントで焦点が当てられた他の調査によると、清潔さやウェルネス、ペット同伴の旅行、オフシーズンの旅行への関心の高まりなど、パンデミックによって引き起こされたトレンドの一部は今後も続くと見られることが明らかになりました。

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主なポイントを動画でご覧ください

Click. 2022に参加できなかった場合でもご安心ください。Partner Hubで本イベントの主なポイントを動画でご確認いただけます。 

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まとめ
  • 弊社の毎年恒例のパートナーサミットであるClick.が今年は再び対面で開催され、アムステルダムのほか、ナッシュビルでのアメリカ初となる開催が実現しました。
  • イベント期間中は、業界屈指の専門家による進行のもと、主要トピックに関するワークショップや座談会が数百種類も開催されました。

  • Booking.comの幹部陣が、今後の弊社の方向性やパートナー様に向けた取り組みを含め、2022年以降のビジョンを共有しました。

  • 2022年は引き続き「コネクテッド・トリップ」や支払い方法の選択肢の拡大、アプリ経由の予約が主要な注力分野となります。